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【macOS】Big Sur(Ver.11)へのOSアップデートでのトラブル。指紋認証による画面ロック解除設定が勝手にオフに、他。
2020年11月13日にリリースされた新しいmacOS Big SurへのOSアップデートで起こったトラブル事例の紹介です。
トラブル解決に至る経緯も記載してますので、同じ事象に遭遇した方の参考になればと思います。
※結論だけ知りたい方は「解決策」の項をご確認ください。
目次
環境
- 端末:MacBook Air (Retina, 13-inch, 2020)
- OS(アップデート前):macOS Catalina (10.15)
- OS(アップデート後):macOS Big Sur (11.1)
- アップデート日:2020/12/31
事象
- OSアップデート後、ロック解除画面で指紋認証が受け付けられない
- 指紋認証でのロック解除設定がオンにできない
- 鍵アイコンのロック解除ができない
1.ロック解除画面で指紋認証が受け付けられない
OSアップデート後、今まで通り指紋認証で画面ロック解除をしようとしたところ全く反応がなく、よく見るとパスワード入力しか受け付けていない状態になっていました。
2.指紋認証でのロック解除設定がオンにできない
指紋認証によるロック解除設定をオンに変更するため、下記手順で設定変更を試みましたが、なぜか設定が記憶されないというトラブルに見舞われました。
- 「システム環境設定」をDockメニューから起動
- 「TouchID」を選択
- 「Macのロックを解除」のチェックボックスをチェック
上記手順でチェックボックスにチェックを入れることはできたのですが、設定画面を閉じてもう一度設定画面を開くとチェックが外れている、という現象が発生しました。
チェックを入れたのに勝手にチェックが外れるという奇怪な現象で、少し焦りました・・・笑
3.鍵アイコンのロック解除ができない
上記事象発生後、色々とシステム設定項目を確認していく中で、鍵アイコンのロック解除ができないことも分かりました。
例えば、システム設定の「ユーザとグループ」画面の左下にある鍵アイコンのロック解除をしようとしても、もともと設定していたパスワードでは認証されない、といった具合です。
画面ロック解除は従来パスワードで通っていたため、パスワードの間違いではないことはわかっていました。
このあたりで、OSアップデートに起因するトラブルの可能性が高いなと思い、ネット検索で解決策を探しました。
原因
Apple T2 セキュリティチップを搭載したMacとBig Surの相性(※詳細は明記されてないのでなんとも言えませんが、ここではこのような表現にしておきます)が原因だったようです。
Apple公式のFAQに記載がありました。
Apple T2セキュリティチップが搭載されているMacは以下(リンク先)です。
解決策
Apple公式のFAQ記載のSMCのリセットで解決できました。
以下、ノートブックとデスクトップそれぞれの場合の手順です。
ノートブックの場合
Macのシステムを終了し、電源ボタンを10秒以上長押しした後、再起動すればOKです。(参考リンク)
- Macをシステム終了する
- 電源ボタンを10秒以上長押しし、指を離す
- 数秒待ってから、電源ボタンを押してMacの電源を入れる
筆者のMacbookはこの操作で解決しました。
もし上記操作でも解決しない場合は、追加手順も紹介されているのでリンク先の手順を試してみてください。
デスクトップの場合
Macのシステムを終了し、電源コードを抜き(15秒待機)差し(5秒待機)した後、再起動すればOKです。(参考リンク)
- Macをシステム終了し、電源コードを外す
- 15秒待ち、電源コードを接続し直す
- 5秒待ってから、電源ボタンを押してMacの電源を入れる
OSバージョンアップは少し様子を見てからでもOK
今回のようなバージョンナンバーの変更がある大きなアップデートは、機能やデザインの変化などがあってワクワクする反面、いきなりこういったトラブルに見舞われることもあります。
すぐにアップデートしないといけない、ということはないので、心配な方はOS公開後しばらく様子を見てからの対応でも問題ないと思います。
ただ、新しいOSは早く使ってみたいという人は、こういったトラブルが発生する可能性が高いことを理解した上でアップデートをする必要がありますね。
今後もこういったトラブル事例などは、機会があれば記事にしていきたいと思います!
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