筆者宅のお風呂場にはカウンターが付いていますが、ワケあってそのカウンターを取り外す機会がありました。
折角なのでそのワケと、取り外しの流れをご紹介します。
※作業時は自己判断・自己責任にてお願いいたします。


そもそも浴室カウンターとは?
筆者宅の浴室カウンターです。

水栓の直下に配置され、主に風呂桶や洗面道具を置くための台として使用します。
筆者宅は注文住宅の一軒家ですが、注文プランの中にカウンターが最初から含まれていました。
あまり気にもせず「普通、カウンターはあるもんなんだな」という軽い気持ちでそのまま家を建てました。
カウンターを取り外そうと思ったワケ
住み始めて(2018年新築)割とすぐに「あれ?結構邪魔だな•••」と思うように。
その理由はいくつかあります。
- 思いのほか大きく、空間的に邪魔
- シャワーホースが引っかかる
- 掃除がしにくい
- そもそもほとんど使わない
そもそもほとんど使わないのに、邪魔だし掃除もしにくいとなると、存在する意味がないような、、、
と思うようになり、じゃあ外すか、という結論に至りました。
取り外し工程
下調べ
取り外す前に同じカウンターを取り外し他、先人がいないか、ググッて確認してみました。
一件だけ、おそらく同じタイプのカウンターを取り外したことを記事にされてるブログを見つけましたが、取り外しの手順等は載ってませんでした。
こうなったらとりあえず取り外してみて、どんな構造になってるか確認してから必要な道具を買い揃えよう、というノリで、作業を始めました。
外側の筐体部分を分解
まずは外から頭が見えるネジがないか探します。
裏側に4本、ネジ頭が見えたので、とりあえずそこを緩めてみます。
普通のプラスドライバーで外せます。




4本のネジを外すと、こんな具合にアンダーカバーが外れました。

穴が深い…
アンダーカバーが外れると、カウンターを壁に固定しているネジがむき出しになります。
ここで、箇所によっては非常に穴が深くなっており、普通の工具では外せないことがわかりました。


メジャーで測ってみると15cmとかなり深い穴なので、対応できる工具を揃えることに。
必要資材の調達と壁からの取り外し
筆者はマキタの電動ドライバーを使用していたので、深い穴に対応できる、ロングビットを購入しました。


この状態で問題なく、壁からカウンターを取り外すことができました。

ボルトの突き出し
で、ここに来てようやくはっきりと姿を表しましたが、実は、壁の中から浴室側に飛び出ているボルト(下図青丸)があります。

一旦、コーキングのゴムを取り除いて、スッキリさせます。
コーキングの除去は、ダイソーで購入したスクレーパーを使いました。



こんな具合で飛び出ており、危ないので、切断することに決めました。
ボルト切断の為「ミニルーター」を購入
ボルトの切断なんて自宅でそうそうやることではなく経験がない為、どうすれば切れるか、またまたググってみました。
結果、ミニルーター(ミニリューター)で切断、という方法を選びました。
ミニルーターとは、先端に様々な種類のビット(ヤスリや砥石など)を取り付けてそれをモーターで高速回転させることで、いろんな加工ができる小型の電動工具です。
色々調べてみた結果、Dremel(ドレメル)というメーカーのFINO(フィーノ)というミニルーターがほどよく便利そうだったので、これを購入しました。


ボルトの切断は付属品では対応できないため、別売のカットオフホイールと、それを本体にセットするためのマンドレルを購入しました。


ボルト切断
ミニルーターにカットオフホイールをセットし、ボルトの切断をトライ。
ボルト周辺の壁は傷つかないように養生テープで保護しておきました。
思った以上にカットオフホイールの消耗が激しく、1枚目でボルトの太さの半分程度まで削ることができましたが、それ以上はなかなか進まず、結局1本に付き2.5枚の消費(ボルト2本なので、購入した5枚分すべて消費)となりました。


養生テープを外すと、思った以上に養生テープ分の厚みだけでも、ボルトが出っ張った状態になってしまった為、更にマスキングテープで保護し、できるだけ出っ張りが小さくなるように仕上げました。

穴埋め
最後は穴埋めです。
ロックタイトというブランドの、水回りに使用できる補修パテを使用しました。

適量を取ってこねて、補修したい部分に塗布するだけです。
15分程度で固まり、24時間で完全硬化します。

取り外し完了
以上で取り外し完了です。
存在感のあったカウンターがなくなったことで、かなりスッキリした印象になりました。

掃除もしやすくなり、快適に風呂場に入れるようになりました。
使った道具まとめ
作業に使った道具をまとめておきます。
同じようにカウンターの取り外しを考えている方がいれば、ぜひ参考になさってみてください。
ネジ外し
ボルト切断
仕上げ
※スクレーパーはダイソーのものでも十分です。
最後に:迷ったら「プロ」に依頼もアリ
ここまでご紹介した作業にどうしても不安がある方は、プロに作業依頼をしてみるのも一つの手だと思います。
迷っている方はまずは見積もりからでも大丈夫だと思いますので、これからご紹介するような業者への依頼もぜひ検討してみてください。
※対応地域が限られていることもため、対象外地域の方はお住まい地域での業者をぜひチェックしてみてください。
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終わりに
お風呂場は日常的に使用する生活空間ですので、そこの快適さはQOLに直結すると思います。
カウンターそのものを取り外したい方、取り外して掃除をしたい方等、この記事が少しでも参考になれば幸いです!


コメント
記事拝見させて頂きました。
うちはカウンターを活用しているので外す予定はないですが外して洗いたいと思っていたのでとても参考になりました。
でもたしかにシャワーホースが引っかかるし無いほうが快適かもしれないなと思います。
とりあえず明日早速外して洗いたいと思います。有用な記事ありがとうございました。
コメントいただきありがとうございます。
この記事が少しでも参考になったのであれば、大変うれしいです。
筆者宅ではワケあって、浴室の扉を引き戸ではなく開き戸にした為、
その開閉時にカウンター側に人が避ける形となるため、余計邪魔になっていました。
扉が引き戸タイプであれば、そこまで邪魔にはならないかもしれませんね。
ぜひ、お掃除などの参考にしていただければ幸いです。
めちゃくちゃ参考になりました!
丁寧にまとめてくださっていて、すごく分かりやすいです!
私でも出来るかな、やってみようと思います。モヤモヤが解消されました。
ありがとうございます!
コメントいただきありがとうございます。
この記事でご不安が少しでも解消されたのであれば幸いです!